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平成21年度 第一回 伝送交換(データ通信)受験
平成16年あたりに工事担任者デジタル第一種を取得。
その後、受験したいとは思っていましたが受験に必要な資金の都合で様子を見ていました。今回受験したのはある程度お金をかける覚悟ができたからです。
学生時代は電気工学専攻です。(卒業してから10年以上経っています。)Cisco系の認定はいくつか持っています。
受験勉強の期間は1科目につき1ヶ月として勉強してみました。過去問は平成16年度第一回以降を使用しました。
また、参考書、問題集はなるべく買わないようにしました。家にあるもので間に合わせたかったので、新規に購入した物は法規の対策本と理工出版の設備の参考書です。
使用参考書
電気通信主任技術者試験 法規試験対策【改定2版】(オーム社)
大体3ヶ月前くらいからオーム社の法規試験対策(改定2版)を読み出しました。
1ヵ月かけて通勤電車や自宅で読みました。工事担任者受験時の記憶は一切無かったので、何を言っているか分からないことも多かったのですが、理解しようと思いながらひたすら読みました。
読み終わり、章末問題、過去問もいくつか解きました。
過去問は採点したら60点を超えていたので、これを維持できるようになるべく毎日、10分でもいいので法規の勉強をしました。試験前には平成16年第一回以降の過去問は全て8割~9割解けるようになりました。
勉強を始めたのは大体試験2ヶ月前だと思います。
しばらく前にベンダ(Cisco等)試験、情報処理試験をいくつか受験していたので、まず適当に過去問を抜粋して何も勉強しない状態で解きました。44点ぐらいでした。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)の午前問題が解ければ大体解ける内容だと感じました。10日ほどで過去問は60点を越えるようになりました。
使用参考書
2008 ネットワーク 記述式・事例解析の重点対策 (アイテック)
ネットワーク[午後]オリジナル問題集2006(秀和システム)
IPの問題は特に難しさを感じませんでしたのであまり勉強はしませんでした。テクニカルエンジニア(ネットワーク)のアイテックの参考書を読み直しました。テクニカルエンジニアの試験を勉強された方であれば比較的回答しやすい問題であると思いました。
ネットワーク[午後]オリジナル問題集は広域イーサネット、IP-VPN関連を読み直しました。SMTP、POP等の電子メール関連の問題もアイテックの参考書で間に合う気がしました。
使用参考書:
平成16年版のソフトウェア開発技術者 合格教本(技術評論社)
CPU、メモリー等多種多様に出題されますが、ソフトウェア開発技術者の参考書で大体の内容が一致したため、要点をまとめてその後、過去問を解きました。
また、テクニカルエンジニア(ネットワーク)の午前問題を解きました。大体の内容はそれで把握できると思いました。
データベースの問題はとても苦労すると思った上、事前知識はほぼゼロだったので後回しにしてしまいました。
試験の3日ほど前にソフトウェア開発技術者の参考書を読みました。(平成16年の技術評論社のものであったと思います。)参考書読んだあとはなんとか問題は解けたと思います。
使用参考書:
図解IP電話標準テキスト(リックテレコム)
2008 ネットワーク 記述式・事例解析の重点対策 (アイテック)
コーデックやシグナリングプロトコルについてはリックテレコムの参考書を読みました。SIPについてはアイテックの参考書を主に読んだと思います。
webで調べても参考となるサイトを探し出せなかったです。過去問の解説を書いているサイトがありましたので、そのサイトを参考にさせていただきました。
過去問と同じような問題が出ても間違えないように過去問は答えを覚えるくらい解きました。
”おはなし信頼性”という本を読みました。信頼性について概略がわかりました。
また、信頼性の計算については"ひろいん"さんという方のサイトを参考にさせていただきました。
どうやって勉強しようか迷いました。JIS用語を調べると、用語集はあるのですが用語の数が多すぎで覚えることはできないと思いました。
結局、平成16年度第一回~平成20年度第二回までのJIS用語の問題の中から、正しい記述のものを全て抜粋してそれだけ覚えることにしました。JIS用語集はさーっと読んだ程度だと思います。
参考書:
2008 ネットワーク予想問題集(アイテック)
テクニカルエンジニア(ネットワーク)の午前問題でも情報セキュリティの問題があると思いますが、その問題を解くことができれば解ける程度の問題だったと思いました。
分からない内容についてはキーマンズネットやITproあたりを参考にしたと思います。アイテックの予想問題集のセキュリティ分野の問題、テクニカルエンジニア(ネットワーク)の午前問題を解きました。
参考書:
電気通信主任技術者伝送交換設備及び設備管理(日本理工出版)
電気通信概論 (電気通信協会):絶版のようですが図書館にありました。
デジタル交換機の問題は私には難しかったのですが、理工出版の参考書から該当する内容を探し出したと思います。
参考書が過去問で出た内容を全て網羅していたかというと微妙な気がしました。
参考書:
電気通信主任技術者伝送交換設備及び設備管理(日本理工出版)
電気通信概論 (電気通信協会):絶版のようですが図書館にありました。
フェージングなどについては電気通信協会の本で理解できたと思います。その後に理工出版の本を読みました。
私が一番多くやったことは過去問を解くことです。
答えを覚えるくらい解きました。回数は不明ですが、ひたすら解きました。過去問を解いていると問題の傾向がある程度分かりました。ある程度過去問を流用していること、正解文の単語を入れ替えて使用していることなど分かりました。
また、問題を解けたとしても選択肢の一つひとつについてどこが違うのかをwebや参考書で調べ続けたと思います。
過去問については問題集を買いませんでした。浅瀬野さんのサイトの過去問を使わせていただきました。解説はありませんが、私がwebや参考書で調べて分かったことが解説なんだと思うことにしました。
テストも無事終了し、自己採点の結果は記憶だと法規:94点、設備:85点、データ通信:78点だったと思います。試験結果は合格でした。
編注:上記本文中の「ソフトウェア開発技術者」試験は、2009年より「応用情報技術者」試験と名称・内容が変更になっています。(旧々制度下の第1種情報処理に相当) また、工事担任者デジタル1種は2005年よりDD1種と名称が変更されています。
また、電気通信概論については、新情報通信概論と改版されて出版されています。