受験体験記(チャーター様)

平成31年度第1回 (2019年7月) の試験で伝送交換(無線)に4科目一発合格されたチャーター様 の体験談です。

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(レイアウト・着色等の強調・編集は主に管理人が行っています。)

自己紹介

とある大学の工学部電気電子工学科に在籍しています。

大学入学後は趣味で資格試験を受けていて、応用情報技術者、第一級アマチュア無線技士、第一級陸上特殊無線技士を持っています。

今夏、一陸技か電気通信主任技術者(伝送交換)を受けたいと思っていましたが、前者は試験日が平日のため、後者を先に受けようということで受験することにしました。

試験対策が非常に大変でしたが、令和元年7月期試験で全科目合格できました。

点数

自己採点した結果、次のような結果でした

勉強時間

勉強を開始したのは試験の4ヶ月前からで、おおよそ 250 時間かけました。応用情報技術者試験 (AP) を受けた時は 223 時間で、これと同じくらいの勉強時間です。

しかし、AP には記述があったからこれだけ増えたようなもので、今回は全て選択式。今まで受けた資格試験の中でずば抜けて難しい資格だったと感じています。

勉強法・参考書

どの科目も過去問と似た問題がよく出題されるものの、新しい問題も多く出されていたので、過去問10回分を完璧にし、似た問題が出題されたら確実に得点できるようにしました。

また、問題を一問解くたびに、選択肢の何が誤っているのかなどをネット等で調べ、参考書に載っている関連した記述に印を付けたり書き足したりして、過去問を解き終わったら何度も参考書を読みました。

電気通信システム

過去問と似た問題がよく出るので、過去問のみ完璧にしてそれなりの点数を取れました。参考書はわざわざ買わなくても良さそうでした。

伝送交換設備及び設備管理

参考書は赤本[1]を使い、最初に一通り読んで全体像を掴んだ後、過去問を解きました。

過去問と似た問題が出る数が若干少ないので、確実に取れる問題は確実に得点するだけでなく、一度出題されたものに関連するものも一緒に覚えておきました。

法規

参考書は同じく赤本を使いました。ただし、出題されないような条文も書かれているため、先に過去問を解き、出題された内容を参考書に全て書き込んで、解き終えたら書き込んだ内容を完璧に覚えました。

専門的能力(無線)

参考書は電気通信主任技術者試験研究会の『電気通信主任技術者無線テキスト』を使いました。内容が込み入りすぎている部分があるので、法規と同様に過去問を先に解きました。

また、大学の授業で使っている教科書ですが、数理工学社の『電磁波工学の基礎』は導波管やストリップ線路を理論から詳しく学ぶのに大変役に立ちました。

タブレット端末で勉強

私は資格試験だけでなく大学の試験勉強でもタブレット端末を使っていて、紙媒体はほとんど使いません。

参考書をスキャンして電子化したり、過去問をPDFファイルのまま扱ったりすることでこんなメリットがあります。

持ち運びが楽

本一冊 100MB 程度なので 100冊でも余裕です。通勤電車の中などの隙間時間に手軽に勉強できますし、外出中でも他の資格試験で使った本にすぐ参照できます。

テキストだけでなく、ページの挿入やコピペができる

参考書に書き込んでいると空白が足りなくなることがありますが、PDFファイルなら簡単に白紙のページを挿入できますし、Webページの図表を貼り付けることもできます。

さらに、ページのコピペも可能なので、他の電子化した本のページを挿入することもできます。

文字列を検索できる

もちろん電子化した後に書き込んだ文字は検索できますが、スキャナーに文字の検出機能があれば、スキャンした時に文字の情報が埋め込まれ、電子化する文書にもともと書かれていた文字も検索できるようになります。

この機能は問題を解くときにかなり役に立ち、参考書に書かれている関連した記述を簡単に見つけることが出来ます。

最後に

「チャーターの勉強日記」というブログのカテゴリー「電気通信主任技術者試験」で試験に出題される内容の要点まとめの記事を公開しています。ぜひ参考にして下さい。

編集注釈

  1. 赤本
    NTT-LS 翔泳社 電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版 のこと。