受験体験記(ガッチャマン様)

データ通信で取得された、ガッチャマン様の体験談です。

(レイアウト・着色等の強調・編集は主に管理人が行っています。)

自己紹介

工業高校(通信)時代に工担アナ2を取得。その他資格取得の喜びに目覚める。

電通主はこの時の勢いで初受験(1伝交と呼ばれている時代でした)するも撃沈。黄色と青の参考書及び受験料で半年分の小遣いがパァ…。工業大学(情報)へ進み平凡な日々を過ごす

就職氷河期だったことはあまり意識していませんが働く価値が見いだせず大学院(電子)へ進学。なんだかんだと再び就職活動時期になり、博士か就職か究極の選択を迫られたときに高校時代に志していた通信業界への就職を思い出し、就職活動へ。

働くからには…と研究、就活の合間に基本情報とDD1種を取得。ギリギリ履歴書に間に合い、業界に就職。今に至る。といった状況です。

※ここまでの文面できっと「なんて優秀な人なんだ」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが(いない?(-_-;))基本的に私は勉強が得意とか好きという部類ではありません。むしろめんどくさがりで追い込まれないとやらないタイプです

関連資格として、電験3種,応用情報技術者,工事担任者AI・DD総合種を取得しております。学習期間と内容は、上記資格の知識を基にしたものです。

受験履歴

さて、今回合格に至った経緯ですが受験履歴から追ってお話しします。

初受験は前述のとおり高校生、見事に撃沈

2回目は会社に入った1年目でした。業界に入ったしここは!と意気込んだものの高価な枕(赤本)とお布施を収めて撃沈

3回目は少し仕事に慣れてきた入社5年目でした。会社から受験料補助が出るとのことで受験。しかし受験料がかからないことをいいことに怠けてしまい撃沈

4回目はさらに5年空き、H29-1試験を受験。さすがにこれ以上お布施を払うわけにはいかないと思いこれまで以上に本気で決意。システムは工担免除、設備70点、法規62点で合格。専門(データ通信)は無勉ながら55点で希望も見えたところでした。

5回目は専門(データ通信)だけでしたので一科目集中で挑みました。結果82点でALL合格に至りました。

合格に至るまでには貴サイトをはじめweb上の多数の情報にお世話になり関係者の皆様には言い表せない感謝で一杯です。本当にありがとうございました。

今後の皆様のご検討をお祈りする意味でも恥ずかしながら私の勉強方法をお伝えしたいと思います

使用教材と勉強法

初めに買った赤本[1](初版)ですが、年数は経過したものの設備・法規の学習には役立ちました。サイズが大きいためいかんせん持ち運びはできませんでしたが、毎日30分~1時間、1単元でもいいので寝る前の睡眠薬代わりに読み進めていました。 過去問を網羅して解説している様子が見受けられます。年数が経っていたので法規は古い条文もありましたが大筋は役に立ちました。

設備に関しては併せてクジラ[2]も買いました。こちらは日々持ち歩き、通勤の30分集中して10回以上読み返しました。

法規に関しては古い赤本+浅瀬野様の憲章テキスト+web上の条文を利用して過去門を3年分繰り返しました。

クジラ本はただ読んで答えを覚えるだけでは場合によっては合格には至らない可能性もあります。

私は掲載されている問題文に対し、「これはここがこういう風に間違っているから×」という自己解説までできるようにしました。

残ったデータ通信ですが、次回試験まで中だるみするのは目に見えていたので飛び込みで応用情報技術者の試験を受験しました。問題文の表現こそ違いますが、遠からず近からず無駄にはならなかったと振り返ります(ちなみに運よく合格しました)

秋口になり、ついでだから人柱になってみるかと思い「セミナー本」[3]に手を出してみました。注文から間もなく届き開封しましたが手作り感が半端なかったです(笑)

いわゆる公社の流れなんでしょうかね…サイズはB規格だし、手製本だし…第一分冊・第二分冊とまさにN[4]のマニュアルの作り方そのもの、挿絵も原稿に切り貼りした様子で斜めだったり擦れていたり…という状態でしたが、中身自体は悪くないと思います。

イメージ的には赤本を専門に特化して作成した感じでしょうか。伝送・交換・データ通信共通して使える内容で、必要のないところは読み飛ばして使います。 このテキストも過去問をベースに解説を網羅しているようで、過去問と見比べるとまさしく問題文を解説するように文面が構成されています。

専門の勉強に関しては「合格プロジェクト」様には大変お世話になりました。設備と同様に通勤の30分で過去問をひたすら繰り返し、間違えた問題はネットやテキストで検索するというスタイルでした。

とりあえず合格プロジェクト様で掲載されている過去問はすべて3週したと思います。

あと、ダメ押しで過去問解説ドットコム様の100円解説も直近3回分購入させていただきました。ステマではありませんが、正直基礎知識があればこちらの解説を買ったほうが有意義かもしれません

雑多ながら以上が私の勉強法です。

その他感想など

私は追い込まれないとやらないタチながらも一夜漬けが苦手なめんどくさい頭のため、だらだら(コツコツ?)学習を進め合格に至りました。

院生時代に学習アルゴリズムをかじったこともあり長期記憶と短期記憶、記憶の定着だのなんだの自分で蘊蓄たれながら勉強してきました。

それはさておき、よくネット上では過去問で何年分、何点取れれば安全圏ですか、と質問が上がりますが、私個人としては最低でも5年分、平均80点は必要かと思います。

10年分・平均90点になればほぼ間違いなく合格できると思います。(新問が出ても勘と経験対応できることが多い)ただし答えを覚える学習法では何年分やろうが、点数が100点だろうが全く意味がありません。

前述のとおり。ここはこうだからこう間違ってる(合ってる)と脳内解釈ができないと本番では正答にはたどり着けないと思います。

次回は線路合格に向けて再チャレンジしたいと考えております。引き続き皆様のお力添えをいただく事となりますが引き続きよろしくお願いします。

次回か、何年か先か合格に至った際には改めましてお礼方々ご連絡差し上げます。 以上ビール片手にタイプした支離滅裂な文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。

編集注釈

  1. 赤本
    NTT-LS 電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編を指す。現在は2版(2014年)で、寄稿者が使われたのは初版本(2011年)です。なお、現在は電子版もあります。

  2. クジラ本
    オーム社が発行する伝交設備用テキスト「これなら受かる 伝送交換設備及び設備管理」

  3. セミナー本
    電気通信工事担任者の会が発行するセミナー用テキスト。書店流通は無いが一般頒布もされている。

  4. NTTの意。