受験体験記(MYU様)

受験者が極めて少ないことで知られる『通信土木』の貴重な情報を頂きました。

通信土木は何とマンガで勉強できるという驚き!!の科目のようです…

(レイアウト・着色等の編集は主に管理人が行っています。)

私について

文系出身、計算問題は大のニガテ。なぜか通信系の会社で技術者してます。

専門科目

線路・通信土木

土木は未経験、まったくの素人です。材料力学、土木工学すべてゼロからのスタートでした。

私の勉強方法

法規・設備は他の方も書かれていますので、割愛します。まず、初心者向けのマンガを軽く読んで、とっつきにくさを無くしました。

つぎに(賛否あるかもしれませんが)問題演習サイト”プチまな”で学習。通信土木のプチまなは、問題と解答だけではなく、その解説が充実しており、かなり助けられました。そして、わからない用語はネットで調べ、画像検索も多用しました。

プチまなが一通り終わってからは、過去問をやりはじめました。過去問→間違えたところを専門書で確認→選択肢の単語をすべて調べて理解する→次の過去問へ

手に入る平成14年から最新の過去問まで、すべて解くのを2回繰り返しました。3回目は特に点数の低かったものだけをやりました。

また、通信土木は力学の計算問題が必ず出題されるのですが、これは過去問学習とは切り離して勉強しました。計算問題は出題がパターン化されており、9つくらいのパターンを覚えれば、問題の数値を変えられても必ず解けるようになります。

ただし、平成13年・14年まで遡ると、パターン外の難問が出題されており、今後もパターン外の新問がでる可能性もあるので、過信は禁物です。

オススメの参考書

下記の参考書は、全部自分で使っていたものです。

特にオススメは「マンガでわかるコンクリート」「ゼロから学ぶ土木の基本 コンクリート編」「ゼロから学ぶ土木の基本 地盤工学編」この3冊は必携です。

次点で「図解でよくわかる2級土木施工管理技術検定試験」「マンガでわかる構造力学」をオススメします。

合格のためなら予算は気にしない!という方は、「ゼロから学ぶ土木の基本」の他シリーズもありますし、ハンディブック土木(第3版) も辞書代わりに使えると思います。

1.初心者向け

マンガでわかるコンクリート  ◎
マンガのおかげで理解が進みます。おすすめの良本。まずはここから。
マンガでわかる測量  ○
試験でたまに出る測量問題への対策に。トラバース測量など、試験範囲をカバーしています。
マンガでわかる建築施工  △
図解での説明はありがたいが、試験範囲とは離れている。
まんがで学ぶ専門土木(コンクリート構造)  △
内容は良いが、絶版なので手に入りにくい。

2.力学関連

マンガでわかる構造力学  ◎
モーメントの計算が苦手な方はこちら!おすすめの良本。
マンガでわかる材料力学  ○
降伏応力やひずみの話がわかりやすい。

※ただし、この2冊だけでは、計算問題への対処は難しいです。

3.専門書

情報通信インフラを支える通信土木技術  △
昔は重宝したのかもしれないが、、、索引もなく使いづらい。
ゼロから学ぶ土木の基本 コンクリート編  ◎
写真や図解が多く、とてもわかりやすい。索引も充実、辞書的な使い方もできる。
ゼロから学ぶ土木の基本 地盤工学編  ◎
土質試験が詳しく説明されている。土圧などの計算式は理解できなくても問題ない。
図解でよくわかる2級土木施工管理技術検定試験  ○
土木工事の工法が、図解で解説されていてわかりやすい
分厚いが、ほとんどの部分は電通主とは関係が薄い

最後に受験者へ一言

計算問題は必ず解けるようになりましょう。重要な得点源です。(私の場合は幸いにして、教えてくれる先生がいました)

また、試験問題は耐震対策などが多く出て、災害対策について興味を持って学ぶことができました。

丸暗記ではなく、内容を理解すればどんどん学習が面白くなります。皆さんもぜひ楽しさを感じながら、合格に向けて頑張ってください。