平成23年2回試験(伝送)で合格されたしゃちぽこ様の受験体験記です。
当サイトには本当にお世話になりました。特に勉強の仕方などは体験談を非常に参考にさせて頂きました。浅瀬野さまをはじめ投稿いただいてる先輩方、ひろいんさまありがとうございました。
遅くなりましたが、専門が「伝送」での合格者はあまり居ないので、自身の体験談も何かの一助になればと思い投稿させて頂きます。
まず初めに専門の「伝送」受験者の少ないこと!!
合格した22年2回の時は、一部科目合格者の教室でしたが、一列しかなくおそらく片手で収まっています。後の20数名は「交換」での受験者でした。
それだけで、「選択ミスったかなぁ」と、とても不安になってしまいます。「通信電力」の時でも1教室は居ましたけど・・・
私は、工業高校(機械科)卒業の高卒です。仕事は某電力会社に勤めています。技術職で会社に入ったのですが、自分の勤務先である発電所が閉鎖されることとなり、そのタイミングで不本意ながら、説得されるかたちで事務職へと変わりました。
機械科出身なので危険物取扱主任者やボイラー技士、エックス線作業主任技術者などの資格は持っていたのですが、なんせ某電力会社なので、機械専攻は、いわゆる潰しが利きません。
しかしながら事務職が自分の肌に合わないので、どうしても技術職に戻りたくて、戻りやすそうな情報技術系の仕事に関連する資格を取ろうと思ったのがきっかけです。
第一級陸上特殊無線技士、AI・DD総合種を取得し、その次のステップアップとして目指しました。
平成22年2回から受験しました。計3回で合格しました。
システムは、工事担任者AI・DD総合種を持っているため免除。
平成22年2回 法規 科目合格(専門は通信電力)
平成23年1回 伝送交換設備 科目合格(専門は通信電力)
平成23年2回 専門 合格(専門は伝送)
と一回に一科目着実に合格していきました。
確実とはいえ、少し効率が悪かったなぁと反省しております。でも1科目に絞ったため、かなりの緊張感は保つことが出来ました。なんせ受験料が高いものですから・・・
最初の2回は、専門を「通信電力」で受けたのですが、勉強すれども資料が乏しく苦労しました。それにどちらかと言うと、設備の勉強に力を入れていたため、少しおざなりになっていました。
参考書の少なさにどうしたものかと思っていた矢先、平成23年1回目の受験前にNTTラーニングシステムズより「電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編」が出て、モーセの如く道が開けました。
専門は体験談を投稿されているTKさんの逆です。初心に帰ってやっぱり「伝送」かなと思い選択しました。受験の感じもTKさんに似ていますが、2回目は伝送交換設備に絞り、その結果見事に落としてしまっている点が違いました。。。初めから伝送にしておけば良かったかもしれません。
情報や通信はおろか電気でもない機械専攻であり、職種も関係ないので勉強はとても苦労しました。
半年前くらいから1~2時間/日で勉強し、参考書を一通り読む→過去問解く→分からない問題を参考書&ネットで調べる→過去問解くと流れは皆さんと同じですかね。
ただ自分は繰り返すやり方は向いておらず、時間をかけて覚えるタイプです。参考書は一回読み、過去問は2回に加えて間違えたとこだけもう1回という感じです。
問題の設問は納得いくまで調べました。自分は、ネットが無いと受かってなかったと思います。ネットで調べ、参考書に直接書き込む、書ききれなければ、ネットで印刷した紙を冊子にして参考書を自作してました。
2ヶ月くらい前からは、家族の理解もあり、土日に集中して勉強してました。
余談ですが、3回目の受験の時に、また社内異動で不動産関係の職種となってしまい、電気通信主任技術者合格のあとに、宅地建物主任技術者を静かな怒りとともに意地で取得しました。何を目指してるのか分かりませんが、宅建は一発合格できました。電通が難しかったお陰です(笑)思惑通りいかないものですね・・・長文でしかも駄文で失礼致しました。