受験体験記(Maabou様)

改行、強調、着色等の編集は浅瀬野が行いました。

平成18年度第2回 電気通信主任技術者試験(伝送交換)合格

1.受験目的

会社で尊敬していた方からこの資格を勧められてとりあえず工事担任者からはじめました。

比較的難易度の高い国家資格ということで、当時独身だったワタシはこれを社会人生活の一区切りと決め、これに受かったら結婚しようと心に決めていました。

2.受験履歴

まず、デジタル一種からスタート。これは1発合格。
ここからが大変でした・・・

1回目:17年度第1回:申し込むも学習が進まず、未受験。
2回目:17年度第2回:設備・専門(データ通信)・法規を受験
  (システムは免除)→設備・専門が科目合格。

(ここで法規を残すものの、結婚を決意)

3回目:18年度第1回:生活が一変し学習できず未受験。
4回目:18年度第2回:法規を受験→合格。

3.受験勉強について

使っていたテキスト・問題集は、すべて理工出版のものと過去問。(というか法規以外はそれしか選択肢がないですし。。)

それをつかって独身時代には基本的には土日集中学習で自宅にコモっていました。(長いときには1日8時間ぐらいやってました)

結婚したあとの今回の受験(法規)は、土日にも時間をとることがなかなか難しかったので、試験日の4ヶ月前から勉強を開始しました。

この科目については暗記ですので、(後述しますが、それだけではいけないとワタシは思うのですが)まずは書いて覚え、その後は問題集を解き出題された文言はテキストにマークする、というやり方をしたので試験直前のテキストはスゴいこと(ぐちゃぐちゃ)になってしまいました。

4.受験の仕方について

いくら6割が合格ラインといっても基本的に社会人の方で3,4科目を一度に受けて合格するのはかなりキツいと思います。家庭を持っている方にはなおのことです。

ですので、まずは確実に科目合格をとっていくというのがよい戦略ではないでしょうか。ただワタシの場合、専門はデータ通信で、日ごろの業務に関係の深い領域だったこともあり設備の分もカバーすることができましたが、法規はボロボロでまったく届きませんでした。

ですので専門に余裕があるのであればその他の科目とあわせて受験してもよろしいかと思います。(とにかく全部いっぺんに、というのはムチャです。)

ワタシにはやはり"鬼門"は法規でしてこれはいくら受験しても受からないような絶望感があり、何度もくじけそうになりました。ただ、受かった今思うと、あそこまで(3.参照)頑張る必要はなかったかな、と思います。試験に向けてある程度時間にゆとりを持たせて、集中できるやり方をすれば、まず間違いなく合格できると思います。

5.資格の意味について

(実際は自身への「ケジメ」に近いところはありましたが)
 私は、この資格は国に認められた「法令を遵守できる技術者である」ということがこの資格の核心部分だと思っていますしそこが誇れるところだと信じています。

はじめて電気通信事業法の第一条を読んだときは感動を覚えました。(「あぁ、公共の福祉を増進することが目的だったのかぁ・・」といった感じで(笑))

#それと余談ですが、某転職サイトのプロフィールにこの資格を追加したところやたらとスカウトがくるようになったのですが気のせい?  ^ ^;)

6.これからの目標

とりあえず、入社以来の目標を達成することができた今はこの先どういう道を歩もうか思案中です。

ただ、ひとつ優先させたいのは「経験を積む」ということです。どうもここ数年はこの資格のことが頭にあったので、本来の「いい仕事をする」ことへの意識が薄れていたように感じます。

チャンスを見つけて経験を積んで行きたいです。

7.その他思うところ

■せっかく諸先輩方の仲間入りができたので、いろんな情報共有がしたいです。

メーリングリストとか専用サイトなどがあったら(多少だったら有料でも)入りたいですね。デ協などでそういったプランはないのでしょうか?

■法規については、実際のビジネスとどう結びついているのかという理解が重要だと思っていました。

(たとえば移動体端末のFOMAカードなんかは取り外しが簡単にできるけど、これって端末設備規則に合わないんじゃないの?とか、認証事業者ってたとえばVerisignさんのことでしょ?とか、個人情報を意図的に漏らした人は結局どう罰せられるの?とか、アッカさんのようなADSLの回線卸事業者はどういう位置づけなのか?とか…)

が、その理解を助けるリソース(書籍、セミナー、有料コースなど)がとても不足していたため、結局は暗記にとどまってしまいました。

もっと切り口を変えて、この法令は、こういうビジネスの中でこのように解釈されているという事例学習があってしかるべきだと思いますし、試験問題もそういうアプローチの方が将来的に活きてくるのではないでしょうか。

MVNO、NGNなどといった新しいビジネスモデルがどんどん出てきている昨今やっぱりただの暗記で終わらせるにはもったいないと思います。

8.最後に

本受験に際してアドバイス、サポートを提供してくれた皆様に感謝いたします。
(浅瀬野様、掲載いただきありがとうございました)

以上