電気通信主任技術者試験

平成12年度第2回 (13年1月28日実施)
電気通信システム(1種・2種・線路共通)


問1
 
図に示すように、磁束密度が(   )[Wb/m2]である平等磁界中に、長さ20[cm]の導体を
磁界の方向と30度の位置に置いて、10[A]の電流を流したとき、この導体に働く電磁力は、
6[N]となる。

(1) 0.06
(2) 0.12
(3) 3
(4) 4.5
(5) 6


問2
 

あるコイルに直流100[V]を加えると500[W]を消費し、交流150[V]を加えると720
[W]を消費する、このときコイルのリアクタンスは(   )[Ω] である。

(1) 15
(2) 20
(3) 25
(4) 30
(5) 35


問3
 

図に示す原増幅器の増幅度μ、帰還率βの負帰還増幅回路において、μ・β≫1のとき、負帰還
増幅回路全体の利得(閉ループ利得)Gは、G≒(   )となる。

(1) β
(2) μ
(3) 1/μ
(4) 1/β
(5) 1


問4
 

図の論理回路を入出力とも正論理で使用するとき、真理値表中の出力論理レベルW、X、Y、Z
は、それぞれ(   )である。
(1) 0、0、0、0
(2) 0、1、1、1
(3) 1、0、0、1
(4) 1、0、0、0
(5) 1、1、1、0


問5
 

ITU-T勧告V.29では、音声信号帯域で用いる9,600[bit/s]の変復調装置を標準化
している、キャリア周波数は1,700[Hz]で、送信するデータ列を連続した4個のビットから成
るグループに分割して位相及び振幅の直交変調(QAM)方式を用い、変調速度は(   )[ボー]で
ある。

(1) 1,200
(2) 1,800
(3) 2,400
(4) 4,800
(5) 7,200


問6
 

図に示すように、電流 I が流れている半導体素子に直角に磁界Bを加えると、電流と磁界の垂直
方向に起電力 VH を生じる。これは(   )効果といわれ、この効果を利用する半導体素子は、クリップ式
電流計などに用いられている

(1) アバランシ
(2) ピエゾ
(3) ホール
(4) ファラデー
(5) エミッタサイズ


問7
 

電話サービスの通話品質の評価測度の一つである(   )は、通話の良否について利用者の満
足度(心理的評価)を直接測定しようとするもので、劣化要因には音量不足、騒音、時々断、瞬断、
反響等がある。

(1) ラウドネス
(2) オピニオン評価
(3) 明瞭度
(4) 通話当量
(5) 了解性漏話


問8
 

アナログ伝送方式において信号波を振幅変調して伝送する場合、搬送波電力をPc、変調度をm
とすると、側波帯電力は m2Pc/2 で表される。信号波の振幅と、搬送波の振幅を等しくしたとき。
上側波帯の電力は、搬送波電力の(   )[%]ととなる。

(1) 10
(2) 15
(3) 20
(4) 25
(5) 50


問9
 

ディジタルファクシミリでは、送信する原稿に白又は黒の画素が複数個連続している場合の伝送
効率を上げるため、(   )符号が用いられている。

(1) CMI
(2) AMI
(3) RZ
(4) スクランブル
(5) ランレングス


問10
 

パケット交換の基本技術の一つであるパケット多重通信は、1本の物理回線に複数の(   )を
設けることにより、伝送路を効率よく使用している。

(1) 呼制御手順
(2) 共通線信号方式
(3) 通信制御処理装置
(4) 論理チャネル
(5) PAD(Packet Assembly and Disassembly)


問11
 

入回線が無限大、出回線が20回線の即時式完全群において、この回線群に対し10[アーラン]
の呼が加わり、呼損率が(   )のとき、出回線能力は49[%]となる。

(1) 0.02
(2) 0.049
(3) 0.245
(4) 0.51
(5) 0.755


問12
 

網状網を構成する通信網において、交換局数が50局である場合、各交換局を結ぶために必要と
なるリンクの数は、(   )である。

(1) 49
(2) 1,000
(3) 1,225
(4) 2,450
(5) 2,500


問13
 

共通線信号方式は(   )のため、システム全体が小束の通話回線で構成されている場合は、一般的
にこの方式を採用しても経済的ではない。

(1) 通話回線がディジタル回線でなければならない
(2) 信号回線と通話回線を独立させて使用する
(3) 信号回線と通話回線とを共通して使用する
(4) 通話回線が時分割多重の完全線群でなければならない
(5) 通話中は信号転送ができない


問14
 

発信者が他の閉域番号区域の着信者に自動接続するために用いる閉区域外接続のダイヤル番号は、
(   )といわれる。

(1) ドメイン
(2) プレフィックス
(3) サブアドレス
(4) リンク
(5) サフィックス


問15
 

周波数分割、時分割又は符号分割により実用化されている多元接続は、多数の送信、受信装置(又
は局)が一つの(   )を回線分割して同時に使用する方式である。

(1) サーバ
(2) 端末装置
(3) 交換設備
(4) 中継装置
(5) 通信網


問16
 

大量のデータを効率よく伝送する方式である(   )は、パケット交換網における誤り検出やデ
ータ再送等のプロトコルを簡略化して利用することにより、高速性を確保している。

(1) フレームリレー
(2) CSMA/CD
(3) 回線交換
(4) STM
(5) データグラム

問17
 

携帯電話などの移動体通信においては、そのサービスエリアに複数の基地局が設けられる。一つ
の基地局エリアの電波と周囲の隣接基地局のそれぞれのエリアからの電波の平均受信レベルが等し
くなる点を結んだ形は多角形となり、これはセルといわれる。一般的に、均一なサービスエリアに放
射電力の等しい複数の基地局を配置するときは、基地局の数を最も少なくするために、セルの形状
を(   )形にするよう配置する。

(1) 正三角
(2) 正四角
(3) 正五角
(4) 正三角、正四角の組合せ
(5) 正六角

問18
 

光ファイバの光損失、伝送帯域等の諸特性を決める要素には、コアの直径を表すコア径、光ファ
イバの直径を表すクラッド径、理想的な同心円構造からのずれを表す偏心率や非円率などの
(   )パラメータがある。

(1) 開口数
(2) 構造
(3) 臨界角
(4) 屈折率
(5) 伝搬モード

問19
 

スイッチングレギュレータは、トランジスタをD級増幅領域で動作させるためトランジスタの損
失率を低減でき、効率が高いなどの利点が挙げられるが、通信機器用の電源として用いる場合は、シ
リーズレギュレータと比較して応答速度が遅い、(   )などの点に配慮する必要がある。

(1) 出力電圧が可変にならない
(2) 入出力間の絶縁をすることが不可能
(3) 高周波雑音を発生する
(4) 小型化が図れないため電源設備が大きくなる
(5) 出力電圧の偏差検出回路を持たないため安定した出力電圧を得にくい


問20
 

アナログ信号をディジタル信号として伝送する時分割多重方式において、標本化によって得られる
(   )パルスは、アナログ信号波形の振幅に比例して、パルスの振幅が変化する。

(1) PAM
(2) PWM
(3) PPM
(4) PFM
(5) PCM


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